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東京スタイル韓国料理「東京純豆腐」がタイ・バンコクに海外FC1号店を10月28日出店。現地起業家が日本料理としてのスンドゥブを広める

白を基調とした清潔感のある店内。アッパーなファミリー層の吸収を狙う
スンドゥブは3種のオリジナルスープから選べ、トッピングによるカスタマイズも可能だ
スンドゥブは日本とほぼ同様の品数を、169バーツから提供する
タイの起業家ククリット氏(左)と、奥様のクワン氏(右)

韓国生まれのスンドゥブを、日本スタイルで提供する「東京純豆腐」(運営:ブラスアンドカンパニー、代表:坂入洋平氏)が、10月28日、アジア1号店をタイ・バンコクにオープンする。同ブランドは全国に32店鋪(うちFC3店鋪)を構える他、今年4月には新業態となる「0.19 TOKYO SUNDUBU BAR(ゼロコンマイチキュー トーキョー スンドゥブ バル)」を出店。”メイドイン東京”のスンドゥブは、美と健康を意識する若い女性を中心に多くの客を魅了している。

バンコク店は、タイ生まれのククリット氏が現地法人S.C.ANDAMAN INTERNATIONAL CO.LTDを立ち上げ、海外FC1号店として出店。ククリット氏は、東京大学で学び、卒業後日本国内の大手ゼネコンに就職したが、当初から自国での起業を考えていた。そんな中で出会ったのが「東京純豆腐」だ。タイでもこのスンドゥブの味、提供スタイルなどがマッチするのではと考え、ブラスアンドカンパニーにアプローチを開始。同社としても、グローバルな展開を考えていたタイミングでククリット氏からのオファーがあり、今回の出店が実現した。

出店場所は、2005年にオープンしたタイ最大手のセントラルグループ商業施設のレストランフロア内。ショッピングに訪れるアッパーなファミリー層をメインターゲットに据え、現地客9割の集客を目指す。また、日本の店と趣を変えた内装は、テーブル席を中心にゆったりと食事ができるよう落ち着いた雰囲気に。日本料理店として認知してもらおうと、日本のカラーを出した造りに仕上げた。

メニューは日本とほぼ同じ品数で構成。「スンドゥブ」は169バーツから提供する他、「キムチ」や「チヂミ」、「サラダ」などのサイドメニューは90バーツから揃え、客単価は約300バーツを想定する。スープは日本同様の塩味、日本味噌を使った味噌、辛味のないノンスパイシーの3種類を用意。また、トッピングや、ごはんとナムルなどのセットメニューもラインナップし、自分でカスタマイズする楽しみを提供する。さらに、ローカライズされたタイオリジナルメニューを数品メニュー化し、現地客の取り込みを狙う。

日本からの食材提供と現地調達で日本とほぼ同じ味を実現。オープン前には、日本から本部の責任者が直接出向き、現地の食材で試作を何度も重ねることで、日本の味を忠実に作り上げることができた。

1店鋪目が軌道に乗れば、タイでの他店舗展開も考えたいというククリット氏。同社としても、タイでの出店経験を基に、シンガポールをはじめとするアジア圏でのFC展開に着手していく予定だ。

(取材=虻川 実花)

店舗データ

店名 東京純豆腐 セントラルプラザ・チェンワタナ店
住所 99,99/9 Moo 2,Chaeng Wattana Road, Bangnatrad, Pak Kret, Nonthaburi11120
電話 +66(0)2-835-3595
営業時間 月~木 10:30~21:30、
金 10:30~22:00、土 10:00~22:00、日 10:00~21:30
定休日 無休
坪数客数 約36坪 39席
客単価 300バーツ(想定)
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