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「居酒屋炎丸」が、香港・上海で1月同時ソフトオープン。炉端焼・寿司をメインに「日本全国梅酒の旅」で梅酒文化を発信

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メインとなる炉端カウンター(香港店)
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47都道府県の梅酒をエントランスに陳列(香港店)
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入口にはバーカウンターを設置(上海店)
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現地の客から支持を集めるモツ煮込み
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深見浩一氏「中国3店舗目は広州を予定」


関東で「いざかや炎丸」や「炎丸酒場」など4ブランドを展開するプランズ(東京都葛飾区、代表:深見浩一氏)。2014年3月4日には、約2年ぶりとなる新業態「鶏 いざかや 炎丸 葛西店」のオープンを果たし、これで国内8店舗となった。一方、アジア圏での展開は2010年から居酒屋、焼肉業態でシンガポールに4店舗、2013年にはジャカルタに進出。そして2014年1月21日に「居酒屋炎丸」香港店、同月28日に上海店がソフトオープンした。両店ともに、香港や上海で50店舗の飲食店を経営する外食上場企業が全出資。オペレーション面などの運営をプランズが行なう形での出店となる。

4月9日にグランドオープンを控えた香港店は、大型商業施設が立ち並ぶ観光地・銅鑼湾(コーズウェイベイ)に出店。駅直結となるTIMES SQUAREの10階レストランフロアに位置する。炉端焼をメインとした店内は、中央に炉端カウンターを設ける他、カウンター寿司を提供する寿司ゾーンを設置。また、エントランスには47都道府県の梅酒を並べる演出を施し、日本国内店舗で定評のある梅酒のスタンプラリー「日本全国梅酒の旅」を実施する予定だ。「香港で梅酒を売ることはチャレンジでした。まだまだ梅酒を売る店が少ないですしね。一方で梅酒は『プラムワイン』と呼ばれており、その呼び名から興味を持つ現地の方が多く、反応は上々です。また、地元の新聞に梅酒が取り上げられたことからも、注目度が高まって来ています」と深見氏は話す。
しかし、旧正月を挟むなど、スケジュールの都合により、リカーライセンスが3月上旬まで取得できなかったために、ソフトオープン後からアルコールは持ち込みのみで対応。リカーライセンス取得前の客単価で、夜HK$314(香港ドル)と日本円で約4,000円を確保している。ライセンス取得後は、梅酒をはじめ香港で初の取り扱いとなるフローズン生も提供し、炉端焼・寿司と日本の酒を共に楽しんでもらえるように提案する予定だ。
香港出店での一番の苦労は「人材確保」と深見氏。香港では香港人しか雇用できず、外国人のビザが下りにくく人材集めが難しかったため、日本人スタッフを1名増やして対応。そのため、現時点では絞り込んだメニュー構成にしている。

上海店は、陝西南路駅直結のIAPMビル5階に位置。グランドオープンは4月初旬を予定している。店内は香港店同様、炉端焼をメインに寿司カウンターを設け、多様なシーンに対応する。また、入口にはバーカウンターを設置することで「梅酒を1杯ひっかけてから、店内で食事を楽しむという使い方を提案する」(深見氏)という。
上海店でも梅酒のスタンプラリーを実施しているが、販路の関係で47都道府県の梅酒が集まらず、現在は30種程度の梅酒を提供。今後、扱う梅酒を徐々に増やしていく予定だ。
また、料理は香港店に比べ創作料理が多い構成とした。上海は香港とは違い、中国全土からのビザなしでの雇用が可能なため、現地の和食料理経験者を確保できたという。そのためメニュー内容も香港店と異なる構成にしている。
こうした人材確保が香港よりはスムーズだった一方で、上海出店の話をもらってからオープンまで1年弱を要している。これは飲食店出店の法規制が厳しいことに起因する。「厨房の広さから通路の広さ、店内装飾に使う木材の量など、かなり細かい規定があります。この規定をクリアさせるのに時間がかかってしまいました」と深見氏は話す。

2014年に入り、中国で2店舗を出店したプランズ。3店舗目は、香港・上海を軌道にのせた後、2015年に広東省の省都・広州への出店を予定している。「日本ではさまざまな報道がされており、中国経済に懸念を抱く方は多いと思います。一方で、まだまだ伸びる市場だと感じています。それでも現地に住む日本人は確実に減っています。そのため、日系をターゲットにした店は今後難しくなるので、ローカルをターゲットとしたデザイン、空間づくりが必要なのではないかと考えますね」と深見氏は締めくくった。

(取材=虻川 実花)

店舗データ

店名 居酒屋炎丸 香港Cause Waybay TIMES SQUARE
住所 10F 1 Matheson Street,Causeway Bay,Hong Kong
電話 +852-2721-9955
営業時間 12時~23時
定休日 無休
坪数客数 約126坪 140席
客単価 ランチHK$129、ディナーHK$314
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